[ゲーミングスピーカー 新リニア軸] ロジクール G560 G512 新製品発表会レポート

ゲーミングデバイス関連

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2018年4月25日に秋葉原eスポーツスクエアにて実施されたロジクールG 新製品体験会へ行ってきた。
実に2年ぶりの開催。前回も行っているので良かったら見て欲しい

今回発表された新製品はどちらもGW後の発売となるので大分前倒しで発表されたことになる。

RGBゲーミングスピーカー「ロジクール G560」

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キーボードG512 RGB

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動画で見る新製品発表会の様子

Q&A

Logitech G製品ポートフォリオマネージャーのクリス・ペイト氏

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飛行機の関係で冒頭にQ&Aが設けられた異例のイベントスタートとなった。
「堅苦しいのは苦手なんだ」とめちゃめちゃフランクにしていたのが面白かった。
気のいいおっちゃんというイメージでとても好感が持てた。

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私も色々と気になっていたので何点か質問させて頂いた。

「素材としてカーボンを使うことはしないのか?」「G600のリファインやリメイク、ワイヤレス化はしないのか?」

カーボンに関して、カーボンは強度面では強いが軽すぎる、キーボードは重量が重視される傾向にあるため、カーボンと相性が悪い側面がある。ただ素材だけ良くてもそれを使う理由がなければ製品化は難しい。しかし素材としては素晴らしいものなので検討はしていくといったニュアンスの返答だった。

G600のリメイクやワイヤレス化。実はG600は当初ワイヤレスマウスとして発売する予定だったらしい。現状まだ発売しているモデルなのでとりあえずはそちらを使ってくれないかといったニュアンスの返答。
これはもっと私が質問の仕方をしっかりとするべきだった。
G600の薬指で押すクリックボタンは他のブランドにはない素晴らしい要素だと私は思っていて、ワイヤレス化よりもその3つ目のボタンを他のマウスでの採用やG600をより現代的に生まれ変わらせることはできないのか。
サイドの他ボタンは正直いらないので薬指ボタンを採用したマウスが欲しいのだ。あの3つ目のボタンはマウスの常識を変えると思っているんだが、どこも採用しないのが不思議でならない。
そういったことを伝えたかったのだが、どうにも伝わっていなかった感じを受けた。

他の方の質問に対してもそうだが一貫して「ただ作るだけではなく、それがどれだけの効果がありそれをするだけの意義があるのか」という職人としての強いこだわりを感じた。

時間の限りがあったので我慢したがこんな機会はほとんど無いので正直もっとガンガン質問したかった。それぐらい素晴らしいセッションだった。

Q&A終了後、本来の流れに戻り、今回の新製品の発表会及び体験会へ

製品解説はロジクールGの塩谷一生氏、司会進行はブランドアンバサダー岸大河氏

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ロジクール G560 RGB

RGBタイプに光りつつ240Wの大出力。ウーファー付きなので低音がとても強く日本の住環境で使うと近隣騒音問題必須レベルの音が出る。
以前レビューしたゲーミングスピーカーの先駆け「Sound BlasterX Katana」の時もかなりの出力だった。

今回はそれ以上の出力を持っているので小さな部屋よりもちょっとしたスタジオやイベント会場などに向いている小型高出力スピーカー。
Bluetoothにも対応しており、ゲーム以外にも使える強みを持った製品。
最近流行りの要素として「ゲームとイルミネーションが連動する」機能を持っている。
対応したゲームならばダメージを食らった際は赤く光ったり、攻撃シーンはそのエフェクトの光が入ったりと雰囲気を盛り上げてくれる。
ただ、まだまだ対応しているゲームが少なく今後に期待の機能だ。
いつかは思いっきりこのスピーカーで鳴らせる環境でゲームがやってみたい。
しかし日本の狭い住環境だとほとんど全力を発揮するシーンが無いのが残念な所だ。

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ロジクール G512 RGB

従来のG413を改良したものG413は以前レビューしているので良かったらそちらも見て欲しい。

G413との違いはキー。
従来のRomer-Gキーである「タクタイル」と新軸である「リニア」キーが追加された。

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キーの形状は同じで内部構造が違うようだ。

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左側がタクタイル、右側がリニア。形状は全く一緒。

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今回のイベントでは実際に使ってもらおうという企画で「Fortnite」を皆でプレイするイベントが実施された。
タクタイルキーとリニアキーで席をわけるというレイアウトだった。
私はリニアキー側に座りしばらくリニアキーを使ってみた。ちょっと底打ち感、キーが重く感じたため慣れないと違和感が強いスイッチ。
資料では赤軸に近いという話だったが、黒軸ぐらい重く感じた。

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PUBGのように会場に居る全員でプレイするといったようなイベントではなく、それぞれがスクアッドを組んでサーバーにマッチング形式。
そのため、淡々とイベント進行していた。

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そんな中、私は初心者勢を捕まえて先輩風をふかしつつ開幕3分で全滅するというやらかしっぷり。それでも和気あいあいプレイさせてもらった。
途中、軽食が振る舞われるのもこの会場独特の点。eスポーツスクエア秋葉原のイベントはこれも見どころ。

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会場に数名プロゲーマーが招待されており、彼らと一緒にプレイできるというのもあまりない機会だろう。
実際、何チームかはビクトリーロイヤル(1位)を取っていた。
即席チームでやるのだから素晴らしい。
私達初心者チームも50vs50のモードでビクトリーロイヤルをしっかりと取ったというのだけ補足しておく。

イベント最後にはお約束?のじゃんけん大会。

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そこでまさかの・・・ビクトリーロイヤル!

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最近じゃんけん大会は負けっぱなしだったのであまり考えずにやったら見事勝利!
お前が持っていくのか!?とか色々と突っ込まれたがキーボード好きとしてここは退けぬ!
発売は5月24日なのでものは後日発送とのことだった。

あっという間に2時間が経過した楽しい時間だった。

ただ、少し気になったところが何点かあった。

一番大きなのは「ネタバレ」だ。このイベント前にプレス向けのイベントもやったのだろう。
そこの情報が既にネットに上がっており、「シークレット新製品発表会なのに行く前に何が発表されるかわかってしまった」のだ。
しかも既にレビュー記事すら公開されていた。これがめちゃめちゃ残念だった。
犯人を教えてもらっては推理小説の面白さは半減だ。

次回開催する場合は「情報解禁時間」をしっかりと指定してほしい。
Webメディアは時間との戦いなので指定されない場合はイベント中ですら速報として記事にするぐらい速い。
ぜひ次回はその辺を配慮してほしいと感じた。

そしてもう一つが緩かったという点。

フォートナイトというあまり他で扱いの無いタイトルをピックアップしたのもあるのだろう。
どうやって進行したら良いのか、どういうイベントが最適なのかというのが手探りだった。
そのため、せっかく来ていたプロゲーマーを有効に活用できたかと言うと疑問符が残った。
せっかく岸氏が来られていたので1チームPickアップして彼の実況解説を聞いてみたかった。

ただ、そういった視点とは逆にプロゲーマーや岸氏がゲーマーと同じ位置に居て一緒にプレイできたのは参加者にとって嬉しいポイントだったかもしれない。
他のイベントだと一緒にプレイしたり会話したりする機会などほとんど無いからだ。
そういう意味でこの緩さが他イベントとの差別化になっているかもしれない。
私自身はゆるーい感じが大好きなので肌にあっていた。
とにかくデバイスに触れてもらうというのが前面に出ていたので、デバイスメーカーイベントとしてはこれで良かったのだと思う。

キーボード以外にもワイヤレスのG703やヘッドセットのG533が置いてあったのでこの辺に関してもちょっと説明があると良かったかもしれない。
ワイヤレスマウス使いだから私はすんなりプレイ出来るが、人によってはまだまだ有線が根強い。
新製品以外のデバイスも型番がわかるようなPOPなどがあると親切だろう。
新製品の一つがスピーカーなのに皆ヘッドセットでプレイしていたのはちょっと滑稽だったが・・・。
スピーカーの大音量や振動を体験してもらうコーナーなどあるとおもしろそうだ。

プレス向けのイベントとユーザー向けのイベントでかなり趣旨を変えていたので、次回もユーザー向けイベントサイドで参加したい。
ぜひまた開催してほしいイベントだ。

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